肌のバリア機能とセラミド

人間の皮膚細胞は、表皮、真皮、皮下組織と呼ばれる三層の肌組織の一番下、「基底層」で生まれます。
そして、皮膚細胞は、「角質層」に向かって成長していきます。従って、古い皮膚細胞が「角質層」を形成することになります。
「角質層」では、外側の古い皮膚から徐々に剥がれ落ち、「基底層」では新しい細胞が生まれ、新しい「角質層」が生成されるというサイクルが繰り返されていきます。この新陳代謝を皮膚のターンオーバー(角化)といいます。

表面の「角質層」を形成している肌細胞は、「基底層」から上部へ移動してくる際に細胞としての機能を失い、ケラチン繊維という固い繊維だけになってしまいます。
角質層はこのケラチン繊維が層をなすことで形成されています。そして、この「角質層」とそれを覆う表皮膜はバリアとして肌を守る働きをしているのです。

まず、皮脂膜が一次バリアとして機能します。
細菌などの異物が外部から侵入するのを防いでいでくれています。かつ、肌の水分を抑制して保湿の役割も果たしています。

次に、「角質層」が二次バリアの機能を果たします。こちらが肌を乾燥から守るメインのバリアと言っても過言ではありません。
ここでは、セラミドが非常に重要な働きをしています。
上記のように「角質層」は固いケラチン繊維が層状に重なることで形成されています。そのケラチン繊維を含む角質細胞の間の隙間に入り込み接着剤のようにつなぐ役目を果しているのがセラミドなのです。

セラミドは脂質ですので、油の一種です。ですから、当然、油となじみやすい親油基を持っています。しかし、それだけではなく、水になじみやすい親水基も持っています。
セラミドは、親水性を活かし水分を閉じ込めケラチン繊維からなる角質細胞の間を満たしています。そして、親油性を活かし、細胞と細胞の同じ性質の部分同士を向き合わせ、整列し層を成し、水分が過剰に外に出ないようにして肌の潤いを守っているのです。

セラミドの親油基、親水基、両方が規則正しく並び、セラミド分子の親水基の部分が集まって層を成すことで、角質層に水分を蓄えることができます。
親水基、親油基、どちらの部分もきちんと整列し層をなしている程、美しい肌となります。このように肌は二重のバリアによって、肌は、有害な物質から守られながら、水分を蓄え、健やかな状態を保っています。
そして、そのためには、角質層が充分なセラミドで満たされていることが必須となるわけです。

セラミドのおかげで肌は有害物質から守られ、水分を保つことができています。しかし、セラミドが生成されるのは、20代がピークであるとも言われており、加齢によって、少しずつ減少していきます。それに加えて、ストレス、空気の乾燥、睡眠不足、疲労、紫外線などの外的要因でも減少してしまいます。

セラミドは、角質細胞間に存在する脂質の約50%を占めると言われています。そのセラミドが保持する水分量が20%以下になると乾燥肌などトラブルを肌にかかえることになってしまいます。
セラミドの不足は、肌の保水力低下を招き、肌荒れや乾燥肌などのトラブルを引き起こしやすくします。しわやたるみなど肌の老化の原因にもなってしまうのです。

また、若年層でよく見うけられる乾燥肌のトラブルも、ストレスなど外的要因が、セラミドの減少を招いていると考えられます。
肌トラブルには、このような外的要因を可能な限り取り除くことが大切です。
しかし、加齢やストレスなどは、避けることがほぼ不可能な事柄です。
ですから、セラミド配合美容液などのコスメで外側から補うことも大切です。

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